「下請けに任せるのって不安…」そんな時こそ見直したい品質管理の基準とは?
施工現場で下請け業者に作業を依頼する場面は多くありますが、「品質は大丈夫か?」「きちんと報連相してくれるのか?」といった不安はつきものです。
とくに店舗や商業施設の工事のように現場の制約が多く、スケジュールがタイトな場合、信頼できる下請け業者かどうかが、完成度を左右する要因になります。
そこで注目したいのが品質管理の仕組み。
現場では「仕上がりの良し悪し」だけでなく、「工程通りに進んでいるか」「安全管理は徹底されているか」「使っている材料は図面通りか」といった複数の観点から品質が問われます。
たとえば私たちの現場では、2級建築施工管理技士などの有資格者が、工程表の作成から現場チェック、報告まで一貫して担当。
職人任せにせず、日々の進捗やトラブルの芽を見逃さない体制を整えています。
こうした体制があるかどうかで、完成後のトラブル率は大きく変わってきます。
また、安さだけで業者を選ぶのは危険。
格安の見積もりには、それなりの理由があります。
たとえば、経験が浅い職人や、教育不足のスタッフが現場を回しているケース。
工期に間に合わせるために施工を急ぎ、仕上げが雑になることもあります。
下請けに任せるからこそ、「どのような体制で施工に臨んでいるか」「報告や管理の流れが明確か」といった点を確認しましょう。