仲介業者を挟むと費用がかさむ?ビルやマンション工事で重要な原価管理とは
ビルやマンションの建設工事では、設計事務所・施工会社・仲介業者など、さまざまな会社が関わります。
そんなとき、ぜひ注目してほしいのが原価管理の重要性です。
原価管理は、工事にかかるコストを正確に把握し、ムダを削減して利益を確保するための管理手法です。
単に「コストカット」するのではなく、「無理のない金額で、適正な品質を保つ」ために欠かせない作業です。
たとえば、仲介業者が入っている場合、施工会社の見積もりに仲介マージンが上乗せされることもあります。
そのマージン自体が悪いわけではありませんが、そこに不透明さがあると、施主側としては不安になるもの。
特に初めてマンション建設などを手がける方にとっては、何が適正価格か判断がつきにくいのが現実です。
そこで必要なのが、「現場に強く、数字にも強い」施工管理会社の存在。
私たちは、建物の構造や仕様を現場レベルで把握しているからこそ、「ここは再利用できる資材がある」「この工程は効率化できる」といった提案が可能です。
不要な重複作業や、過剰な設備を防ぐことで、無理のないコストダウンを実現しています。
商業施設やビルといった大型案件になると、数十万円~数百万円の差が出ることも珍しくありません。
だからこそ、原価を後追いで管理するのではなく、「最初の段階から把握・調整する」施工管理の力が必要です。